『春と修羅』

1話 春と修羅 屈折率

124字 約1分 2000年10月4日 公開

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七つ森のこつちのひとつが

水の中よりもつと明るく

そしてたいへん巨きいのに

わたくしはでこぼこ凍つたみちをふみ

このでこぼこの雪をふみ

向ふの縮れた亜鉛(あえん)の雲へ

陰気な郵便脚夫(きやくふ)のやうに

  (またアラツデイン 洋燈(ラムプ)とり)

急がなければならないのか

(一九二二、一、六)

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