秘境の日輪旗

蘭 郁二郎 完結 全44話 8.5万字 約2時間49分 2024年1月5日 更新

明け方から降りだした雪が、お正午近くになっても、まだ、止まなかった。 灰色の空から、綿をちぎったような雪が、ヒラヒラと舞い落ちては、音もなく積って行く――。今朝、家を出る時には、それほど積っていなかったが、もう、十二、三センチは、たしかにあるらしい。 英夫は、「雪の進軍」の口笛を…
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初出 — 「秘境の日輪旗」少年文庫、新正堂、1942(昭和17)年9月25日

底本: 少年小説大系 第17巻 平田晋策・蘭郁二郎集(三一書房) ※青空文庫の公有作品です。入力・校正は青空文庫の方々によるものです。

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