嫉妬する夫の手記

二葉亭 四迷 完結 全1話 6,169字 約12分 2008年8月7日 更新

○ 四月二日、Oがうちへ泊りに来た。 はじめに妻は、客が居ると手足を縛られるものだから、その滞在を荷厄介にしてゐた。また女中を雇はないかと或る時妻に云つたら、妻は出費の嵩むのを恐れて、そんな贅沢は出来ません、それにお客様もやがてゐなくなるのでせうから、と云つた。 ところがOは引続…
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底本: 日本の名随筆 別巻77 嫉妬(作品社) ※青空文庫の公有作品です。入力・校正は青空文庫の方々によるものです。

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