弓道中祖伝

国枝 史郎 完結 全2話 9,634字 約19分 2005年6月22日 更新

1 「宿をお求めではござらぬかな、もし宿をお求めなら、よい宿をお世話いたしましょう」 こう云って声をかけたのは、六十歳ぐらいの老人で、眼の鋭い唇の薄い、頬のこけた顔を持っていた。それでいて不思議に品位があった。 「さよう宿を求めて居ります。よい宿がござらばお世話下され」 こう云っ…
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初出 — 「キング」1932(昭和7)年6月

底本: 国枝史郎伝奇全集 巻五(未知谷) ※青空文庫の公有作品です。入力・校正は青空文庫の方々によるものです。

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