(七銭でバットを買つて)

中原 中也 完結 全1話 393字 約1分 2013年4月10日 更新

七銭でバットを買つて、 一銭でマッチを買つて、 ――ウレシイネ、 僕は次の峠を越えるまでに、 バットは一と箱で足りると思つた。 山の中は暗くつて、 顔には蜘蛛の巣が一杯かかつた。 小さな月が出てゐるにはゐたが、 それでも木の繁つた所は暗かつた。 ア、バアバアバアバ、 僕は赤ン坊の…
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底本: 中原中也詩集(角川文庫、角川書店) ※青空文庫の公有作品です。入力・校正は青空文庫の方々によるものです。

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