在りし日の歌 亡き児文也の霊に捧ぐ

中原 中也 完結 全60話 1.5万字 約30分 1999年2月17日 更新

臘祭の夜の 巷に堕ちて 心臓はも 条網に絡み 脂ぎる 胸乳も露は よすがなき われは戯女 せつなきに 泣きも得せずて この日頃 闇を孕めり 遐き空 線条に鳴る 海峡岸 冬の暁風 白薔薇の 造化の花瓣 凍てつきて 心もあらず 明けき日の 乙女の集ひ それらみな ふるのわが友 偏菱形…
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初出 — 「在りし日の歌」創元社、1938(昭和13)年4月

底本: 中原中也詩集(岩波文庫、岩波書店) ※青空文庫の公有作品です。入力・校正は青空文庫の方々によるものです。

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