樹木とその葉 12 夏のよろこび

若山 牧水 完結 全1話 297字 約1分 2001年5月25日 更新

底深い群青色の、表ほのかに燻りて弓形に張り渡したる眞晝の空、其處には力の滿ち極まつた靜寂の光輝があり、悲哀がある。 朝燒雲、空のはたてに低く細くたなびきて、かすけき色に染まりたる、野に出でて見よ、滴る露の中に瓜の花と蜂の群とが無數に喜び躍つてゐる。 向日葵の花、磨き立てた銅盥の輝…
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底本: 若山牧水全集 第七卷(雄鷄社) ※青空文庫の公有作品です。入力・校正は青空文庫の方々によるものです。

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