樹木とその葉 06 四辺の山より富士を仰ぐ記

若山 牧水 完結 全1話 6,405字 約13分 2001年5月3日 更新

駿河なる沼津より見れば富士が嶺の前に垣なせる愛鷹の山 東海道線御殿場驛から五六里に亙る裾野を走り下つて三島驛に出る。そして海に近い平地を沼津から原驛へと走る間、汽車の右手の空におほらかにこの愛鷹山が仰がるる。謂はば蒲鉾形の、他奇ない山であるが、その峯の眞上に富士山が窺いてゐる。 …
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底本: 若山牧水全集 第七卷(雄鷄社) ※青空文庫の公有作品です。入力・校正は青空文庫の方々によるものです。

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