朝夕

林 芙美子 完結 全2話 1.4万字 約29分 2005年8月20日 更新

わかればなしが持ちあがるのも、すべてはゆきなりの事だと、芯から声をあげて、嘉吉もなか子もあはあはあはと笑ひあつたのだが、嘉吉の心の中には、ゆきなりとは云ひぢよう、ゆきなりの事だと云ひきれないものがあつたし、なか子の心のうちには、これからひとり者になつてゆく淋しさを愉しんでゐるふう…
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初出 — 「文藝春秋 13巻3号」文藝春秋社、1935(昭和10年)3月

底本: 林芙美子全集 第十五巻(文泉堂出版) ※青空文庫の公有作品です。入力・校正は青空文庫の方々によるものです。

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