四年のあいだのこと

久坂 葉子 完結 全2話 1.2万字 約23分 2021年3月27日 更新

うすねずみいろの毛地のワンピースを着て、私は花束を持っている。今さっき、知合の家へあそびに行き、その庭に一ぱいあふれるように咲いていたスイートピーをすきなだけきらせてもらい、その帰りである。花はむっとした少し鼻につきすぎる位の香りで、それはこいむらさきやうすいピンクや白や各々の色…
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初出 — 「VIKING 11号」1949(昭和24)年10月

底本: 幾度目かの最期(講談社文芸文庫、講談社) ※青空文庫の公有作品です。入力・校正は青空文庫の方々によるものです。

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