いちぢくの葉 〔夏の午前よ〕

中原 中也 完結 全1話 200字 約1分 2021年10月22日 更新

夏の午前よ、いちぢくの葉よ、 葉は、乾いてゐる、ねむげな色をして 風が吹くと揺れてゐる、 よはい枝をもつてゐる…… 僕は睡らうか…… 電線は空を走る その電線からのやうに遠く蝉は鳴いてゐる 葉は乾いてゐる、 風が吹いてくると揺れてゐる、 葉は葉で揺れ、枝としても揺れてゐる 僕は睡…
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底本: 新編中原中也全集 第二巻 詩Ⅱ(角川書店) ※青空文庫の公有作品です。入力・校正は青空文庫の方々によるものです。

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