名前の話

萩原 朔太郎 完結 全1話 3,933字 約8分 2006年2月12日 更新

名は性を現はすといふのは、どういふ所に根拠してゐるのか知らないが、剛蔵必しも剛直人でなく、貞子必しも貞女でないことは、多数の実例によつて明々白々のことである。しかし徳川家康といふ名が、いかにも老獪堅実の政治家を聯想させ、明智光秀といふ名が、いかにも神経質で知性的インテリ武人を聯想…
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底本: 日本の名随筆 別巻26 名前(作品社) ※青空文庫の公有作品です。入力・校正は青空文庫の方々によるものです。

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