夏と私

中原 中也 完結 全1話 218字 約1分 2013年4月10日 更新

真ツ白い嘆かひのうちに、 海を見たり。鴎を見たり。 高きより、風のただ中に、 思ひ出の破片の翻転するをみたり。 夏としなれば、高山に、 真ツ白い嘆きを見たり。 燃ゆる山路を、登りゆきて 頂上の風に吹かれたり。 風に吹かれつ、わが来し方に 茫然としぬ、……涙しぬ。 はてしなき、そが…
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底本: 中原中也詩集(角川文庫、角川書店) ※青空文庫の公有作品です。入力・校正は青空文庫の方々によるものです。

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