花二三

若山 牧水 完結 全1話 1,293字 約3分 2001年2月3日 更新

梅のかをりを言ふ人が多いが、私は寧ろ沈丁花を擧げる。梅のいゝのは一輪二輪づつ枯れた樣な枝の先に見えそめた時がいゝので、眞盛りから褪せそめたころにかけては誠に興ざめた眺めである。そしてその頃になつて漸く匂ひがたつて來る。もつとも一輪摘んで鼻の先に持つて來れば匂ふであらうがそれでは困…
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底本: 若山牧水全集 第八巻(雄鶏社) ※青空文庫の公有作品です。入力・校正は青空文庫の方々によるものです。

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