ノベリズ
書いて、読む
宮本 百合子 完結 全6話 3.5万字 約1時間9分 2002年1月2日 更新
春になってから沼の水はグッとふえた。 この間までは皆むき出しになって、うすら寒い風に吹き曝されていた岸の浅瀬も、今はもうやや濁ってはいるがしとやかな水色にすっかり被われて明るい日光がチラチラと、軽く水面に躍っている。 波ともいわれない水の襞が、あちらの岸からこちらの岸へと寄せて来…
これは青空文庫の作品です。著作権の切れた作品を、 読みやすさを確かめるために置いています。 図書カードを見る
初出 — 「中央公論」1917(大正6)年7月号
底本: 宮本百合子全集 第一巻(新日本出版社) ※青空文庫の公有作品です。入力・校正は青空文庫の方々によるものです。
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