文語詩稿 五十篇

10話 〔盆地に白く霧よどみ〕

98字 約1分 2002年5月29日 公開

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盆地に白く霧よどみ、  めぐれる山のうら青を、

稲田の水は冽くして、  花はいまだにをさまらぬ。

窓五つなる学校(まなびや)に、   さびしく学童(こ)らをわがまてば、

藻を装へる馬ひきて、  ひとびと木炭を積み出づる。

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