文語詩稿 五十篇

13話 〔そのときに酒代つくると〕

102字 約1分 2002年5月29日 公開

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そのときに酒代つくると、  夫(つま)はまた裾野に出でし。

そのときに重瞳の妻(め)は、   はやくまた闇を奔りし。

柏原風とゞろきて、     さはしぎら遠くよばひき。

馬はみな泉を去りて、    山ちかくつどひてありき。

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