雲

中原 中也 完結 全1話 233字 約1分 2012年3月1日 更新

山の上には雲が流れてゐた あの山の上で、お弁当を食つたこともある…… 女の子なぞといふものは 由来桜の花弁のやうに、 欣んで散りゆくものだ 近い過去も遠いい過去もおんなじこつた 近い過去はあんまりまざまざ顕現するし 遠いい過去はあんまりもう手が届かない 山の上に寝て、空をみるのも…
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底本: 中原中也詩集(角川文庫、角川書店) ※青空文庫の公有作品です。入力・校正は青空文庫の方々によるものです。

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