我が一九二二年 02 我が一九二二年

佐藤 春夫 完結 全1話 3,466字 約7分 2016年5月6日 更新

序 私達の友人は既に、彼の本性にかなはない総ての物を脱ぎ棄て、すべての物を斥けた。そして彼自らの手で紡ぎ、織り、裁ち、縫ひ上げたところの、彼の肉体以上にさへ彼らしい軽羅をのみ纏ふて今、彼一人の爽かな径を行つてゐる。 他の何人に対してよりも、自分自身に対して最善の批評家であるところ…
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初出 — 秋刀魚の歌「人間 第三巻第一一月号」1921(大正10)年11月1日発行

底本: 現代日本文學大系 42 佐藤春夫集(筑摩書房) ※青空文庫の公有作品です。入力・校正は青空文庫の方々によるものです。

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