変な音

夏目 漱石 完結 全2話 3,639字 約7分 1999年12月18日 更新

うと/\したと思ふうちに眼が覺めた。すると、隣の室で妙な音がする。始めは何の音とも又何處から來るとも判然した見當が付かなかつたが、聞いてゐるうちに、段々耳の中へ纒まつた觀念が出來てきた。何でも山葵卸しで大根かなにかをごそごそ擦つてゐるに違ない。自分は確に左樣だと思つた。夫にしても…
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底本: 漱石全集 第十七巻(岩波書店) ※青空文庫の公有作品です。入力・校正は青空文庫の方々によるものです。

この作品には別の底本もあります — 夏目漱石全集10(ちくま文庫、筑摩書房)

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