銭形平次捕物控 011 南蛮秘法箋
小石川水道端に、質屋渡世で二萬兩の大身代を築き上げた田代屋又左衞門、年は取つて居るが、昔は二本差だつたさうで恐ろしいきかん氣。 「やい/\こんな湯へ入られると思ふか。風邪を引くぢやないか、馬鹿々々しい」 風呂場から町内中響き渡るやうに怒鳴つて居ります。 「ハイ、唯今、直ぐ參ります…
これは青空文庫の作品です。著作権の切れた作品を、 読みやすさを確かめるために置いています。 図書カードを見る
書いて、読む
小石川水道端に、質屋渡世で二萬兩の大身代を築き上げた田代屋又左衞門、年は取つて居るが、昔は二本差だつたさうで恐ろしいきかん氣。 「やい/\こんな湯へ入られると思ふか。風邪を引くぢやないか、馬鹿々々しい」 風呂場から町内中響き渡るやうに怒鳴つて居ります。 「ハイ、唯今、直ぐ參ります…
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