ノベリズ
書いて、読む
夢野 久作 完結 全5話 5,903字 約12分 2000年7月4日 更新
チエ子は奇妙な児であった。 孤児院に居るうちは、ただむやみと可愛いらしい、あどけない一方の児であったが、五ツの年の春に、麹町の番町に住んでいる、或る船の機関長の家庭に貰われて来てから一年ばかり経つと、何となく、あたりまえの児と違って来た。 背丈けがあまり伸びない上に、子供のもちま…
これは青空文庫の作品です。著作権の切れた作品を、 読みやすさを確かめるために置いています。 図書カードを見る
初出 — 「新青年」1928(昭和3)年3月
底本: 夢野久作全集3(ちくま文庫、筑摩書房) ※青空文庫の公有作品です。入力・校正は青空文庫の方々によるものです。
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