車中有感

上村 松園 完結 全1話 2,371字 約5分 2007年6月6日 更新

汽車の旅をして、いちばん愉しいことは、窓にもたれて、ぼんやりと流れてゆく風景を眺めていることである。 いろいろの形をした山の移り変りや、河の曲折などを眺めていると、何がなし有難い気持ちになって、熱いものを感じるのである。 ふっと、一瞬にして通りすぎた谷間の朽ちた懸け橋に、紅い蔦が…
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底本: 青眉抄・青眉抄拾遺(講談社) ※青空文庫の公有作品です。入力・校正は青空文庫の方々によるものです。

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