恩師

佐々木 邦 完結 全1話 6,672字 約13分 2015年9月11日 更新

私が入学した頃の卒業生はビリコケでも羽が生えて飛んだ。多少成績が好いと引っ張り凧の形だった。首席で出た従兄の如きは口があり過ぎて選択に迷った。 「兎に角面会丈けはしてやらないと推薦者の感情を害するからね」 と言った調子で、頼むよりは断るのに骨を折ったものである。 然るにその翌年か…
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これは青空文庫の作品です。著作権の切れた作品を、 読みやすさを確かめるために置いています。 図書カードを見る

初出 — 「現代」1926(大正15)年4月

底本: 佐々木邦全集 補巻5 王将連盟 短篇(講談社) ※青空文庫の公有作品です。入力・校正は青空文庫の方々によるものです。

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