醜婦を呵す

泉 鏡花 完結 全1話 1,693字 約3分 2000年9月14日 更新

村夫子は謂ふ、美の女性に貴ぶべきは、其面の美なるにはあらずして、単に其意の美なるにありと。何ぞあやまれるの甚しき。夫子が強ちに爾き道義的誤謬の見解を下したるは、大早計にも婦人を以て直ちに内政に参し家計を調ずる細君と臆断したるに因るなり。婦人と細君と同じからむや、蓋し其間に大差あら…
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底本: 現代日本文學大系 5 樋口一葉・明治女流文學・泉鏡花集(筑摩書房) ※青空文庫の公有作品です。入力・校正は青空文庫の方々によるものです。

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