黒き素船

岩野 泡鳴 完結 全1話 228字 約1分 2022年1月20日 更新

黒き 素船 を 透かし見れば、 砂 に しやがめる 影 と まがひ、 沖 の 小島 の 薄き 見れば、 人 の 思ひに 沈む けはひ、 空 に 住へる 月 を 仰ぎ、 寂びし わが身 の 魂 と 見たり。 われは そのまま まなこ 閉ぢて、 消ゆる 世界 を 今ぞ いだく。 浮け…
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初出 — 「天鼓 第十号」北上屋書店、1905(明治38)年8月23日

底本: 日本の詩歌 26 近代詩集(中央公論社) ※青空文庫の公有作品です。入力・校正は青空文庫の方々によるものです。

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