二筋の血

石川 啄木 完結 全2話 1.2万字 約24分 2003年4月7日 更新

夢の樣な幼少の時の追憶、喜びも悲みも罪のない事許り、それからそれと朧氣に續いて、今になつては、皆、仄かな哀感の霞を隔てゝ麗かな子供芝居でも見る樣に懷かしいのであるが、其中で、十五六年後の今日でも猶、鮮やかに私の目に殘つてゐる事が二つある。 何方が先で、何方が後だつたのか、明瞭とは…
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初出 — 生前未発表、1908(明治41)年6月稿。

底本: 石川啄木作品集 第二巻(昭和出版社) ※青空文庫の公有作品です。入力・校正は青空文庫の方々によるものです。

この作品には別の底本もあります — 石川啄木全集 第三巻 小説(筑摩書房)

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