十歳以前に読んだ本 ――明治四十五年六月『少年世界』の為に――

坪内 逍遥 完結 全1話 2,142字 約4分 2001年9月12日 更新

私は過去を語るのが強ち嫌ひといふ訳でもないが、前へ向つてする仕事が比較的忙しかつたので、曾て昔話をしたことが無い、随つて古い事はずん/″\忘れてしまつた。さうでなくとも、地体が記憶力の弱いはうで、忘れる事につけては名人なのだから、爰にかういふ題を掲げて見たものの、ねっから何も思ひ…
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底本: 日本の名随筆36 読(作品社) ※青空文庫の公有作品です。入力・校正は青空文庫の方々によるものです。

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