106話 古事記 下つ卷 〔用明天皇〕
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弟橘の豐日の命一、池の邊の宮二にましまして、三歳天の下治らしめしき。この天皇、稻目の大臣が女、意富藝多志比賣に娶ひて、生みませる御子、多米の王一柱。また庶妹間人の穴太部の王に娶ひて、生みませる御子、上の宮の厩戸の豐聰耳の命三、次に久米の王、次に植栗の王、次に茨田の王四柱。また當麻の倉首比呂が女、飯の子に娶ひて、生みませる御子、當麻の王、次に妹須賀志呂古の郎女二柱。
この天皇丁未の年四月十五日崩りたまひき。御陵は石寸の池の上四にありしを、後に科長の中の陵に遷しまつりき。
一 用明天皇。
二 奈良縣磯城郡。
三 聖徳太子。
四 奈良縣磯城郡。