古事記 02 校註 古事記

17話 古事記 上つ卷 序并はせたり 〔御諸の山の神〕

325字 約1分 2013年7月15日 公開

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 ここに大國主の神愁へて告りたまはく、「吾獨して、如何(いかに)かもよくこの國をえ作らむ。いづれの神とともに、()はよくこの國を相作(つく)らむ」とのりたまひき。この時に海を()らして依り來る神あり。その神の()りたまはく、「()(みまへ)をよく治めば一、(あれ)よくともどもに相作り成さむ。もし然あらずは、國成り(がた)けむ」とのりたまひき。ここに大國主の神まをしたまはく、「然らば治めまつらむ(さま)はいかに」とまをしたまひしかば答へてのりたまはく、「()をば(やまと)青垣(あをかき)の東の山の()(いつ)きまつれ二」とのりたまひき。こは御諸(みもろ)の山の上にます神三なり。

一 わたしをよく祭つたなら。神が現れていう時のきまつた詞。

二 大和の國の東方の青い山の上に祭れ。

三 奈良縣磯城郡三輪山の大神(おおみわ)神社の神。その神社の起原神話。

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