18話 古事記 上つ卷 序并はせたり 〔大年の神の系譜〕
読み方を変える
字の大きさ
行の間隔
1行の長さ
書体
配色
読み上げの速さ
組み方
かれその大年の神一、神活須毘の神の女伊怒比賣に娶ひて生みませる子、大國御魂の神。次に韓の神。次に曾富理の神。次に白日の神。次に聖の神二五神。又香用比賣に娶ひて生みませる子、大香山戸臣の神。次に御年の神二柱。また天知る迦流美豆比賣に娶ひて生みませる子、奧津日子の神。次に奧津比賣の命、またの名は大戸比賣の神。こは諸人のもち拜く竈の神なり。次に大山咋の神。またの名は末の大主の神。この神は近つ淡海の國の日枝の山にます三。また葛野の松の尾にます四、鳴鏑を用ちたまふ神なり。次に庭津日の神。次に阿須波の神。次に波比岐の神五。次に香山戸臣の神。次に羽山戸の神。次に庭の高津日の神。次に大土の神。またの名は土の御祖の神九神。
上の件、大年の神の子、大國御魂の神より下、大土の神より前、并せて十六神。
羽山戸の神、大氣都比賣の神に娶ひて生みませる子、若山咋の神。次に若年の神。次に妹若沙那賣の神。次に彌豆麻岐の神。次に夏の高津日の神。またの名は夏の賣の神。次に秋毘賣の神。次に久久年の神。次に久久紀若室葛根の神。
上の件、羽山戸の神の子、若山咋の神より下、若室葛根の神より前、并はせて八神。
一 穀物のみのりの神靈。三八頁に出た。この神の系譜は、穀物の耕作の經過の表示。
二 これも穀物のみのりの神。
三 滋賀縣滋賀郡坂本の日枝神社。
四 京都市右京區にある松尾神社。
五 以上二神、家の敷地の神。祈年祭の祝詞に見える。