古事記 02 校註 古事記

18話 古事記 上つ卷 序并はせたり 〔大年の神の系譜〕

597字 約1分 2013年7月15日 公開

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 かれその大年の神一、神活須毘(かむいくすび)の神の女伊怒(いの)比賣に娶ひて生みませる子、大國御魂(おほくにみたま)の神。次に(から)の神。次に曾富理(そほり)の神。次に白日(しらひ)の神。次に(ひじり)の神二五神。又香用(かぐよ)比賣に娶ひて生みませる子、大香山戸臣(おほかぐやまとみ)の神。次に御年(みとし)の神二柱。また天知(あめし)迦流美豆(かるみづ)比賣に娶ひて生みませる子、奧津日子(おきつひこ)の神。次に奧津比賣(おきつひめ)の命、またの名は大戸比賣(おほへひめ)の神。こは諸人のもち(いつ)(かまど)の神なり。次に大山咋(おほやまくひ)の神。またの名は(すゑ)大主(おほぬし)の神。この神は近つ淡海(あふみ)の國の日枝(ひえ)の山にます三。また葛野(かづの)の松の尾にます四、鳴鏑(なりかぶら)()ちたまふ神なり。次に庭津日(にはつひ)の神。次に阿須波(あすは)の神。次に波比岐(はひき)の神五。次に香山戸臣(かぐやまとみ)の神。次に羽山戸(はやまと)の神。次に(には)高津日(たかつひ)の神。次に大土(おほつち)の神。またの名は(つち)御祖(みおや)の神九神。

上の件、大年の神の子、大國御魂の神より下、大土の神より前、并せて十六神(とをまりむはしら)

 羽山戸の神、大氣都比賣(おほげつひめ)の神に娶ひて生みませる子、若山咋(わかやまくひ)の神。次に若年の神。次に妹若沙那賣(わかさなめ)の神。次に彌豆麻岐(みづまき)の神。次に夏の高津日(たかつひ)の神。またの名は夏の()の神。次に秋毘賣(あきびめ)の神。次に久久年(くくとし)の神。次に久久紀若室葛根(くくきわかむろつなね)の神。

上の件、羽山戸の神の子、若山咋の神より下、若室葛根の神より前、并はせて八神。

一 穀物のみのりの神靈。三八頁に出た。この神の系譜は、穀物の耕作の經過の表示。

二 これも穀物のみのりの神。

三 滋賀縣滋賀郡坂本の日枝神社。

四 京都市右京區にある松尾神社。

五 以上二神、家の敷地の神。祈年祭の祝詞に見える。

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