信太妻の話

折口 信夫 完結 全3話 2.5万字 約51分 2004年1月23日 更新

一 今から二十年も前、特に青年らしい感傷に耽りがちであつた当時、私の通つて居た学校が、靖国神社の近くにあつた。それで招魂祭にはよく、時間の間を見ては、行き/\したものだ。今もあるやうに、其頃からあの馬場の北側には、猿芝居がかゝつてゐた。ある時這入つて見ると「葛の葉の子別れ」といふ…
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初出 — 「三田評論 第三二〇・三二二・三二三号」1924(大正13)年4月6月7月

底本: 折口信夫全集 2(中央公論社) ※青空文庫の公有作品です。入力・校正は青空文庫の方々によるものです。

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