湯ヶ原ゆき

国木田 独歩 完結 全2話 7,449字 約15分 2001年11月7日 更新

一 定めし今時分は閑散だらうと、其閑散を狙つて來て見ると案外さうでもなかつた。殊に自分の投宿した中西屋といふは部室數も三十近くあつて湯ヶ原温泉では第一といはれて居ながら而も空室はイクラもない程の繁盛であつた。少し當は違つたが先づ/\繁盛に越した事なしと斷念めて自分は豫想外の室に入…
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底本: 定本 国木田独歩全集 第四巻(学習研究社) ※青空文庫の公有作品です。入力・校正は青空文庫の方々によるものです。

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