欧米各国 政教日記

36話 第二、米国ならびに大西洋紀行の部 第三六、布教の好手段

392字 約1分 2012年10月21日 公開

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 政教子曰く、ヤソ教者布教の手段は、要するに婦人と小児を教訓して、その道に引入するの一事にあり、別して婦人を教訓するをもって第一手段とす。もし、ひとたび婦人の心中にヤソ教の思想を注入すれば、その思想、これによりて養育するところの小児に伝染するは必然なり。すでに婦人と小児とともに、その心ヤソ教海の水に浴するときは、男子は自然の性力によりてその余波をくむは、また必然の勢いなり。かつ、小児のとき得たる思想は先入主となるの理にもとづき、成長の後を支配するの力あるをもって、幼時ひとたびヤソ教の井中に入りたるものは、終身大海の波上に立つことあたわざるべし。これに加うるに、婦人と小児はその心、春陽の青草のごとく宗教の風に伏しやすきものなり。その最もやすきものを婦人とす。ゆえに、ヤソ教者の婦人教訓をもって第一の目的とするは、好手段中の好手段にして、労少なくして功多きものといわざるべからず。

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