三八九雑記

種田 山頭火 完結 全1話 2,057字 約4分 2008年7月15日 更新

なんとなく春めいてきた、土鼠がもりあげた土くれにも春を感じる。 水のいろも春めいたいもりいつぴき 私もこのごろはあまりくよくよしないようになった。それはアキラメでもなければナゲヤリでもない、むろんサトリでもない、いわば、老のオチツキでもあろうか。 近眼と遠眼とがこんがらがってきた…
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初出 — 「「三八九」第六集」1933(昭和8)年2月28日

底本: 山頭火随筆集(講談社文芸文庫、講談社) ※青空文庫の公有作品です。入力・校正は青空文庫の方々によるものです。

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