草木塔

種田 山頭火 完結 全11話 1.3万字 約27分 1998年4月10日 更新

大正十四年二月、いよいよ出家得度して、肥後の片田舎なる味取観音堂守となつたが、それはまことに山林独住の、しづかといへばしづかな、さびしいと思へばさびしい生活であつた。 松はみな枝垂れて南無観世音 松風に明け暮れの鐘撞いて ひさしぶりに掃く垣根の花が咲いてゐる 大正十五年四月、解く…
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底本: 現代日本文學大系 95 現代句集(筑摩書房) ※青空文庫の公有作品です。入力・校正は青空文庫の方々によるものです。

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