赤ひげ診療譚 05 徒労に賭ける

山本 周五郎 完結 全7話 1.8万字 約36分 2018年10月24日 更新

「病人たちの不平は知っている」新出去定は歩きながら云った、「病室が板敷で、茣蓙の上に夜具をのべて寝ること、仕着が同じで、帯をしめず、付紐を結ぶことなど、――これは病室だけではなく医員の部屋も同じことだが、病人たちは牢舎に入れられたようだと云っているそうだ、病人ばかりではなく、医員…
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初出 — 「オール読物」1958(昭和33)年9月

底本: 山本周五郎全集第十一巻 赤ひげ診療譚・五瓣の椿(新潮社) ※青空文庫の公有作品です。入力・校正は青空文庫の方々によるものです。

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