最後の胡弓弾き

新美 南吉 完結 全9話 1.6万字 約32分 1999年3月1日 更新

旧の正月が近くなると、竹藪の多いこの小さな村で、毎晩鼓の音と胡弓のすすりなくような声が聞えた。百姓の中で鼓と胡弓のうまい者が稽古をするのであった。 そしていよいよ旧正月がやって来ると、その人たちは二人ずつ組になり、一人は鼓を、も一人は胡弓を持って旅に出ていった。上手な人たちは東京…
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初出 — 「哈爾賓日日新聞」1939(昭和14)年5月17日~5月27日

底本: 新美南吉童話集(岩波文庫、岩波書店) ※青空文庫の公有作品です。入力・校正は青空文庫の方々によるものです。

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