雨の玉川心中 01 太宰治との愛と死のノート

14話 五月三十日

215字 約1分 2017年6月19日 公開

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 岡本佳子さん、兄上の御結婚式のため、着付に来る。美しい和服を脱がせて、私の洋服と更え、七輪の火を起こしてもらう。

 朝食を御一緒にしながら語る。やはり悩みをもっていると、つい、お互いに話したくなってくるものなのだろう。佳子さん泣いてくれた。――悲しい人達。

 病気になって死にたいと思う。貴女、そう思うことありません?

 生きていることが、もう疲れてしまったの。先生と離れて住みたくないため、苦労して。つかの間の幸福というものかしら。

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