ノベリズ
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小川 未明 完結 全1話 3,575字 約7分 2012年1月2日 更新
北方の海は銀色に凍っていました。長い冬の間、太陽はめったにそこへは顔を見せなかったのです。なぜなら、太陽は、陰気なところは、好かなかったからでありました。そして、海は、ちょうど死んだ魚の眼のようにどんよりと曇って、毎日雪が降っていました。 一疋の親の海豹が、氷山のいただきにうずく…
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底本: 小川未明童話集(新潮文庫、新潮社) ※青空文庫の公有作品です。入力・校正は青空文庫の方々によるものです。
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