青い時計台

小川 未明 完結 全4話 3,472字 約7分 2012年1月2日 更新

さよ子は毎日、晩方になりますと、二階の欄干によりかかって、外の景色をながめることが好きでありました。目のさめるような青葉に、風が当たって、海色をした空に星の光が見えてくると、遠く町の燈火が、乳色のもやのうちから、ちらちらとひらめいてきました。 すると毎日、その時分になると、遠い町…
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初出 — 「処女」1914(大正3)年6月

底本: 定本小川未明童話全集 1(講談社) ※青空文庫の公有作品です。入力・校正は青空文庫の方々によるものです。

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