飲料のはなし

佐藤 春夫 完結 全1話 3,070字 約6分 2018年5月6日 更新

わたくしは老来、毎年少しづつ肥満して今はいつも十八貫以上、下着なども普通のものでは間に合はないが、こんな男一疋の体重になつたのは四十以後で、少年の頃は骨と皮ばかりの痩せつぽち、それでゐて頑健この上なし樫の木のやうなと云はれた体質で、五尺六寸に近い身長で体重は十二貫あるなしであつた…
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初出 — 「暮しの手帖 第36号」1956(昭和31)年9月5日

底本: 定本 佐藤春夫全集 第25巻(臨川書店) ※青空文庫の公有作品です。入力・校正は青空文庫の方々によるものです。

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