幻影の盾

夏目 漱石 完結 全3話 2.1万字 約42分 1998年9月20日 更新

一心不乱と云う事を、目に見えぬ怪力をかり、縹緲たる背景の前に写し出そうと考えて、この趣向を得た。これを日本の物語に書き下さなかったのはこの趣向とわが国の風俗が調和すまいと思うたからである。浅学にて古代騎士の状況に通ぜず、従って叙事妥当を欠き、描景真相を失する所が多かろう、読者の誨…
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初出 — 「ホトトギス」1905(明治38)年4月

底本: 倫敦塔・幻影の盾(新潮文庫、新潮社) ※青空文庫の公有作品です。入力・校正は青空文庫の方々によるものです。

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