赤い壺(三)

種田 山頭火 完結 全1話 821字 約2分 2008年7月10日 更新

物を弄ぶのはその物の真髄を知らないからである。理解は時として離反を齎らすけれど、断じて玩弄というような軽浮なものを招かない。 鏡を持たない人は幸福である。その人は自分が最も美しいと信じきっている。私はそういう見すぼらしい幸福を観るにも堪えない。 自己を愛するということは自己に侫ね…
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初出 — 「層雲 大正五年三月号」1916(大正5)年3月

底本: 山頭火随筆集(講談社文芸文庫、講談社) ※青空文庫の公有作品です。入力・校正は青空文庫の方々によるものです。

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