ノベリズ
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小林 多喜二 完結 全1話 2,386字 約5分 2005年2月15日 更新
右手に十勝岳が安すッぽいペンキ画の富士山のように、青空にクッキリ見えた。そこは高地だったので、反対の左手一帯はちょうど大きな風呂敷を皺にして広げたように、その起伏がズウと遠くまで見られた。その一つの皺の底を線が縫って、こっちに向ってだんだん上ってきている。釧路の方へ続いている鉄道…
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底本: 日本文学全集43 小林多喜二 徳永直集(集英社) ※青空文庫の公有作品です。入力・校正は青空文庫の方々によるものです。
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