人さまざまの苦労の話

佐藤 春夫 完結 全1話 2,513字 約5分 2019年4月9日 更新

人さまざまの苦労の話 佐藤春夫 老醜と云ふ言葉があるが、自分のむかしから最もきらいな言葉の一つである。ひどく幼稚な観念的な言葉で、老人を無条件でヘコマセてくれようといふ風な底意地の悪い政治的なずるさがあつて甚だ無邪気でないところへ、何よりも馬鹿な言葉なのがいやなのである。老がもし…
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これは青空文庫の作品です。著作権の切れた作品を、 読みやすさを確かめるために置いています。 図書カードを見る

初出 — 「心 第七巻第一〇号」1954年(昭和29)年10月1日

底本: 定本 佐藤春夫全集 第24巻(臨川書店) ※青空文庫の公有作品です。入力・校正は青空文庫の方々によるものです。

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