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久生 十蘭 完結 全2話 1.3万字 約26分 2008年1月10日 更新
二の字の傷 恒例の鶴御成は、いよいよ明日にせまったので、月番、北町奉行永井播磨守が、城内西の溜で南町奉行池田甲斐守と道中警備の打ちあわせをしているところへ、 「阿部さまが、至急のお召し」 と、お茶坊主が迎えに来た。 鶴御成というのは、十月の隅田川、浜御殿の雁御成、駒場野の鶉御成、…
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底本: 久生十蘭全集 Ⅳ(三一書房) ※青空文庫の公有作品です。入力・校正は青空文庫の方々によるものです。
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