ノベリズ
書いて、読む
江戸川 乱歩 完結 全3話 2.2万字 約44分 2016年2月21日 更新
それは九月初旬のある蒸し暑い晩のことであった。私は、D坂の大通りの中程にある、白梅軒という、行きつけのカフェで、冷しコーヒーを啜っていた。当時私は、学校を出たばかりで、まだこれという職業もなく、下宿屋にゴロゴロして本でも読んでいるか、それに飽ると、当てどもなく散歩に出て、あまり費…
これは青空文庫の作品です。著作権の切れた作品を、 読みやすさを確かめるために置いています。 図書カードを見る
初出 — 「新青年」博文館、1925(大正14)年1月増刊
底本: 江戸川乱歩全集 第1巻 屋根裏の散歩者(光文社文庫、光文社) ※青空文庫の公有作品です。入力・校正は青空文庫の方々によるものです。
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