杜子春

芥川 竜之介 完結 全2話 9,206字 約18分 1998年5月20日 更新

一 或春の日暮です。 唐の都洛陽の西の門の下に、ぼんやり空を仰いでゐる、一人の若者がありました。 若者は名は杜子春といつて、元は金持の息子でしたが、今は財産を費ひ尽して、その日の暮しにも困る位、憐な身分になつてゐるのです。 何しろその頃洛陽といへば、天下に並ぶもののない、繁昌を極…
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これは青空文庫の作品です。著作権の切れた作品を、 読みやすさを確かめるために置いています。 図書カードを見る

初出 — 「赤い鳥」1920(大正9)年7月号

底本: 現代日本文学大系 43 芥川龍之介集(筑摩書房) ※青空文庫の公有作品です。入力・校正は青空文庫の方々によるものです。

この作品には別の底本もあります — 蜘蛛の糸・杜子春(新潮文庫、新潮社)

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