鸚鵡のゐる部屋

牧野 信一 完結 全3話 4,198字 約8分 2008年3月8日 更新

フロラが飼つてゐる鸚鵡は、好く人に慣れてゐて籠から出してやると、あちこちの部屋をヨタヨタと散歩したり、階段を滑稽な脚どりで昇り降りしたりするが、 「お早う」も、 「今日は――」も知らなかつた。せめて二つや三つの言葉位は教へようと、はじめのうちは皆がかはるがはる努力したが、まるで教…
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初出 — 「令女界 第九巻第十二号(十二月号)」宝文館、1930(昭和5)年12月1日

底本: 牧野信一全集第四巻(筑摩書房) ※青空文庫の公有作品です。入力・校正は青空文庫の方々によるものです。

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